インタラクティブコンテンツをWEBマーケティングとして活用した事例10選!
海外マーケターの93%がコンバージョン(購入)へ導くのに効果的であると評価するインタラクティブコンテンツをご存知でしょうか。
※データ参照元: https://www.go-gulf.com/interactive-content-marketing/
目次
インタラクティブコンテンツとは
日本では馴染みにのない言葉ですが、インタラクティブコンテンツとは、クイズや診断、動きのあるデザイン性の高いグラフ、計算機、チャットなどユーザーがWeb上で触れて自分にあった商品やページ、回答につなげるWebコンテンツです。
Web上で自分の好みの車デザインにアレンジして見積もりを提示されたり、心理テストで遊んだりなど実際に体験したこともあるのではないでしょうか。
最近ではWebマーケティングに注力される企業が増加し、Web上で如何にユーザーニーズにあった情報を届けるかを検討するのが重要になっています。
そこで、今回は目に見えないユーザーとWeb上で相互コミュニケーションを実現するインタラクティブコンテンツマーケティング事例10選を紹介いたします。
インタラクティブコンテンツをWebマーケティングに活用するとは?
インタラクティブコンテンツを活用してユーザーが単にWebページを見るのではなく、自身で情報を選択し自分にあった情報や商材を獲得できるよう設計するマーケティング施策です。
Web上の見えないユーザーと直接対話ができないが、インタラクティブコンテンツを使えば簡単にユーザーごとに最適な情報を提供できる、顧客と企業の架け橋のような役割を担っています。
では、さっそくWeb上で活用できる「インタラクティブコンテンツ事例10選」を紹介いたします。
インタラクティブコンテンツ事例10選
1.チャットボット
「チャットボット(Chatbot)」とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、自動的に会話を行うインタラクティブコンテンツです。Web上で「何か質問はありませんか?」と”コンシェルジュ”が声をかけてくれるようなコミュニケーションが一般的です。
事例として紹介するのは「LOHACO」のヘルプ・お問い合わせページの「マナミさん」。一般的な質問ページではなくキャラクター化したチャットボットを活用することでユーザーと親身にコミュニケーションが取れるインタラクティブコンテンツです。
以下より体験ください。
https://lohaco.yahoo.co.jp/help/
画像出典元:「LOHACO ヘルプ・お問い合わせ」公式ページ
<チャットボットはこんな方にオススメ>
・ユーザーの質問に対してスピード感をもった回答が求められている
・情報が膨大でユーザーが調べたい情報にたどり着かない
・質問を気軽にしたいユーザーに対するコミュニケーションを行いたい
2.診断コンテンツ
診断コンテンツは、投げかけられた質問に直感的に答えていくコンテンツ。そのため、受動的にサイトを閲覧しているユーザーにとって、記事を読むよりもずっと楽に(頭を使わずに)楽しむことができます。
ユーザが診断、心理テストなどのコンテンツをついついやってしまうのは、それによって行動の指針を与えられるのが好きだからです。
もしくは、「自分はこんな人間だ」と思っているときに外部からのお墨付き、後押しを得たい、新たな側面を発見したいという心理から、こういったコンテンツをやりたくなるようです。
事例として紹介するのは「適職をディグる(適職診断)!ジョブリシャス診断」です。転職を検討する「行動の指針」を与えている診断系のインタラクティブコンテンツです。ユーザーは診断をすることで、転職したい気持ちの後押しに活用したり自分の方向性が可視化できるため、Webを通じてユーザーの求めると思える情報に導くことができる素晴らしい診断コンテンツです。
以下よりぜひ体験ください。
https://tenshoku.mynavi.jp/opt/joblicious/question/
画像出典元:「適職をディグる(適職診断)!ジョブリシャス診断」公式ページ
<診断コンテンツはこんな方にオススメ>
・意思決定までに不安を抱えているユーザーが多いサービス
・サービス/商材が複数あり、用途に応じて必要なものが異なる場合
3.インタラクティブ動画
一般的な動画は視聴するのみですが、インタラクティブ動画は動画の中をタッチ(クリック)など触れることができる新たな視聴体験を提供する動画です。
動画をストーリーに合わせて分岐を作ってユーザーに閲覧させたり、特定のポイントでリンクを設定し動画の途中でも関連Webページに遷移できたりと動画を通じて相互コミュニケーションができるものです。
事例として紹介するのはセールス動画をインタラクティブ化したもの。ブログ執筆者が話をしているものですが、左側に目次を用意し、視聴したい部分へと早送りすることができます。
<インタラクティブ動画はこんな方にオススメ>
・動画を通じてサービスをより魅力的に訴求したい方
・動画視聴分析を細かく行いたい方
・動画を通じてノウハウや使い方等を発信したい方
4.クイズ
診断と同様、クイズもWeb上で体験した人は多くいるのではないでしょうか。Webコンテンツ中にクイズを入れることでユーザーを引き付けることができます。オウンドメディアやブログページに入れ込むとユーザーをファン化しやすくなるのではないでしょうか。
事例として紹介するのは「BuzzFeed」のクイズコーナー。簡単な2択問題が続くのですが、、日常気になる問題が多くついついクリックしてしまいます。また、内容が面白いとシェアされSNS上での拡散も期待ができ、SEOでの検索流入対策だけでなく、シェアによるPV増加も期待できるかもしれません。
以下記事よりクイズを体験ください。
https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapan/sutaba-calories-1
画像出典元:「BuzzFeedクイズコーナー」公式ページ
<クイズはこんな方にオススメ>
・オウンドメディア内のコンテンツで差別化を検討している方
・自社サービス理解促進コンテンツが足りないと感じている方
・自社コンテンツをシェアさせ拡散したい方
5.計算機
1か月の予算、目標コンバージョン率、平均販売価格など見積もりに関する条件を入力するだけで、ユーザーに合わせた見積もりを計算機が自動で計算、提示します。
SaaSのような利用ユーザー数やサイトのPV数、サポートの有無など特定の条件でプラン/価格が変動するサービスに向いているインタラクティブコンテンツです。
事例として紹介するのは、以下の参考画像は海外企業が提供しているツール「CALCONIC」というサービスです。多くのテンプレートを活用して簡単にインタラクティブな計算機を制作できるツールです。
以下よりご覧いただけます。
https://www.calconic.com/calculator-widgets/budget-calculator
画像出典元:「CALCONIC」公式テンプレートページ
<インタラクティブな計算機はこんな方にオススメ>
・様々な料金プランを提供しているサービス事業者
・サービスプランや価格が変動しやすいローンチ直後のサービス事業者
6.インフォグラフィック
インフォグラフィックとは、データを図やイラストを用いてわかりやすく表現することです。特徴は見やすく情報が簡潔にまとめられているため、調査データなどを誰でも直感的に理解できることです。
インフォグラフィックをインタラクティブ化することで、自分の興味のあるデータをクリックして詳細を表示されたり、動的にグラフを見せることで、さらに理解しやすいデザインに変換できます。
事例として紹介するのが「ceros」という会社が提供するインタラクティブなインフォグラフィックが簡単に製作できるツールのテンプレートです。誰でも簡単にデザイン性が高くインタラクティブなWebコンテンツを制作できます。こちらのツールを利用してみたり、こちらを参考に自社でインタラクティブなインフォグラフィックを作成してみてはいかがですか?
以下よりご覧いただけます。
https://www.ceros.com/inspire/project/epicor-industry-insights-report
画像出典元:「ceros」公式テンプレートページ
<インタラクティブなインフォグラフィックはこんな方にオススメ>
・調査リリースを自社ブログに掲載している方
・調査データを競合と差別化させたい方
・調査データページの滞在時間が短いことを問題として抱えている方
7.NPS(Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)
NPSとは「Net Promoter Score(ネットプロモータースコア)」の略称で、企業や商品、サービスへのお客様の愛着度を示す「顧客ロイヤリティ(評価・満足度など)」を測る指標のひとつです。
この指標を参考にサービスや情報の評価を可視化することができます。この指標を特定のページでポップアップさせ、ユーザーに評価してもらう一連の流れをインタラクティブ化することで、簡易的にNPSを実施できます。
事例として紹介するのは「Juicer」という無料でサイト改善やNPSを実施できるツールのテンプレートです。
以下にサービス紹介ページリンクを用意しましたのでご覧ください。
https://juicer.cc/product/nps/
画像出典元:「Juicer」公式NPS制作ページ
<NPSはこんな方にオススメ>
・自社ブログやサービス/商材の評価を定量評価したい方
・業界内での自社の立ち位置が把握したい方
・収益拡大の判断材料として役立てたい方
8.ゲームコンテンツ
ゲームコンテンツとは、サイト上にユーザーを楽しませる仕掛けを用意し、情報拡散によるブランドや商品認知の獲得、サイト来訪後の顧客体験向上などを目的に実施されるインタラクティブコンテンツです。
事例として紹介するのは「デザイン性の高いウォーターサーバー」をゲームを通じて体験、認知させる施策です。このようなゲーム要素を取り入れることによって、体験を通じて強くイメージとして残すことができます。
以下URLより体験ください。
https://incorporationlive.com/water-saba-se/
画像出典元:「Juicer」公式NPS制作ページ
<ゲームコンテンツはこんな方にオススメ>
・自社サービス/商材の特長を分かりやすく訴求したい方
・難しい内容理解を始めるハードルを落としたい方
・面白い施策を通じて売上を上げたい、キャンペーンを成功させたい方
9.電子書籍(EBOOK)
電子化された書籍をタッチしてページがめくれる、マーカーを引ける、しおりを挟めるなどのアクションができる電子書籍も代表的なインタラクティブコンテンツです。
事例として紹介するのは、LPのような電子書籍です。顔写真をタップしたり背景の動物が動いたりと様々な仕掛けが設計されています。インパクトのあるデザインに目が行きがちですが、、、実際にサイトをご覧いただければ横にページをめくる電子書籍ではない、新たな体験ができると思います。
以下より縦型に読む電子書籍を体験ください。
https://view.ceros.com/toprank-marketing/break-free-of-boring-b2b/p/1
画像出典元:「toprankmarketing」EBOOKページ
<電子書籍はこんな方にオススメ>
・EBOOKをPDFではなくWebページとして発信したい方
・EBOOKを活用してユーザーごとに知りたい情報を発信したい方
・EBOOKの読了率を改善したい方
10.スライドショー
スライドショーとは画面上に画像や資料を次々と表示する機能です。今回紹介する事例はサイトの中に埋め込み、ページ内で画像ではなく、スライドにすることによって効率よく情報を訴求できます。また埋め込むことによって、問い合わせフォームの一体化できたり、ページクリック数を分析できたりとスライドさせる以外のメリットもございます。
以下よりスライドショーを体験ください。
こちらのスライドショーはこのブログページの運営者「オプティオ」というサイト改善ツールの機能の一部を利用しています。以下フォームよりEBOOKもダウンロードいただけますので、インタラクティブコンテンツをWebマーケティング(CV獲得)に活用したい方はぜひお問合せください。
まとめ
数々のインタラクティブコンテンツを紹介しました。これらの事例を体験して分かると思うのですが、「静止画を見るだけ、動画を視聴するだけ、記事を読むだけ」という受動的な体験より、能動的に情報を探すマインドの方がWebコンテンツに興味関心を持つことがご理解いただけたのではないでしょうか?
海外マーケターがWebコンテンツとして評価されるのも頷けます。ぜひ皆様も目に見えないサイト来訪ユーザーとWeb上で相互コミュニケーションを実現するインタラクティブコンテンツを活用して顧客体験向上を実践してみてください。
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