インタラクティブコンテンツの活用事例(動画編)

インタラクティブコンテンツ
2020.9.11

インタラクティブコンテンツは、企業側が持つ記事や動画などのコンテンツを再利用再加工し新たなコンテンツとして訴求することができる強みがあります。
コンテンツを新たに作るために、今までは多くのリソースや予算が投下されていましたが、最小限の予算でかつ企業が持つノウハウや素材を十分活用して生み出すことが主流となっています。

今回はインタラクティブ動画を取り上げ、コンテンツの再利用から生まれた新たなコンテンツの特徴とその効果についてECを事例に見ていきましょう。

あらためて、インタラクティブコンテンツとは?

インタラクティブコンテンツとは、ユーザーと企業が「双方向」にやり取りを行う動きのある動画やクイズ、EBOOKなどのコンテンツです。パッシブ(静止)コンテンツに比べて認知および理解促進効果が高いのが特徴です。
その中でもインタラクティブ動画は、新たな視聴体験を生み出すことができるコンテンツ提供手法です。

EC市場における動画の必要性

新型コロナウイルスをきっかけに、オンライン販売が強化され「新しい生活様式」の導入によりそれが今後も人々の行動をECへと促すタイミングとなりました。
しかし、現状のECサイトの多くは、静止画とテキストによる説明が中心となり商品の特徴や必要性が十分に伝わりきっていないと言えます。
対面接客の情報量をまかなうには何が必要なのでしょうか。
商品理解や購入促進には必要不可欠な動画の役割を2つ上げます。

① 購入者の不安を払拭する
オンライン上における買い物では、基本的には実物に触ってから購入するわけではないため、購入する側は「届いたものがイメージと違ったらどうしよう」という不安を抱いています。
そのため、購入に至ってもらうためには、商品の正確な情報をなるべく多く、分かりやすく伝えることで、カスタマーの”イメージする商品”と”実際の商品”とのギャップを埋める必要があります。
静止画やテキストよりも、圧倒的に多くの情報量を伝えることのできる動画コンテンツを用いることで、商品に対する不安を払拭しカスタマーの購入を後押しすることができます。

② 訴求効果が高い
動画コンテンツは、動きや音を用いた多彩な表現ができることから、商品の魅力を伝えることに長けている上に、非常に記憶に残りやすいとされています。
そのため、商品の特徴を分かりやすく伝えるだけでなく、カスタマーの購買意欲を掻き立てる”訴求効果の高いコンテンツ”を制作することができます。

インタラクティブ動画の活用方法

以下は、インタラクティブ動画配信プラットフォーム「MIL」で実現可能な動画の活用方法です。

生産過程を見せる

出典元:Oisix

食品などによく見られる動画の活用方法です。
例えば野菜であれば、農場や生産者の姿、育てる過程を見せることで商品への安心感や質の高さが伝わり、購買意欲を高めることに繋がります。
写真とテキストで紹介されていることも多いですが、実際の作業を見られることや、話している雰囲気が詳細に伝わることから、動画の方がより消費者に安心感を与えられるといえます。

購入につなげるインタラクティブ機能

動画をインタラクティブ化することで、視聴中・視聴後のユーザーに次のアクションを喚起する”仕掛け”を設置することができます。
例えば、ポップアップ機能を活用することで視聴者は気になる商品にタップし、より詳しい情報を得ることができます。
詳細ページへの画面遷移をさせず、動画上で気軽に商品詳細を確認できるため、動画からの不要な離脱を避けられます。

出典:MIL

またポップアップ内には、リンクボタンを設置することもできるため、商品に強く興味を抱いた視聴者はポップアップから詳細ページに遷移することが可能です。

その他、ポップアップ右下にお気に入りボタンを設置することで、動画視聴後にお気に入りした商品をまとめて確認することもできます。

出典:MIL

動画内で紹介した全ての商品を終了画面に表示することで、ユーザーにリマインドを促すこともできます。
視聴完了したユーザーの31.4%が終了画面からECサイトに遷移した事例もあります。

インタラクティブ化による効果/CVR2.15%をマーク

現状、動画は効果計測が難しく、どういった効果があったのかを詳しく把握することは困難です。

しかしMILによるインタラクティブ動画では、レポート機能を用いることで視聴者が動画内で取ったアクションを計測することができるため、”どの商品が何回タップされたか”、”どれくらいの人が動画からECサイトへ遷移したか”などを計測することが可能です。
また、MILで生成されるコンバージョンタグをECサイトに埋め込むことによって、インタラクティブ動画を通して発生したコンバージョン数も計測することができます。

出典:MIL

一般的には、広告からECサイトまでの遷移回数が少ない方がCVRが高くなるとされているため、広告と購入ページの間に他の媒体を挟む施策は逆効果のように思えます。
しかし、ネット広告からECサイトに流入したユーザーのCVRは通常1%未満といわれている中、SNS広告とECサイトの間にインタラクティブ動画を設置した結果、CVRを2.15%に改善したケースもあります。

BtoBで期待できる効果

インタラクティブ動画は、細かな説明を要するものを具体的に細かく動画で説明するという強みがあります。例えば、導入するサービスの操作マニュアルは、一語一句を文章に書き出す事にリソースが割かれます。それをインタラクティブ動画化する事で、オンボーディングやアフターフォローでのユーザーサポートがスムーズに行え、顧客の離脱を防ぐことが期待できます。

また、サイトに訪れたユーザーが閲覧するコンテンツを自らの課題や要望に合わせて選択していくことができるため、視聴者の興味関心や熱量を高めるだけでなく、最小限のリソースやコストで最大限の効果を求められる営業の場面や採用の場面での活用も増えつつあります。

まとめ

動画を活用することによって、商品の魅力を最大限伝えることや、商品を詳細に見せることで購入前の不安を払拭することができます。
また、活用する動画をインタラクティブ化することで、視聴中・視聴後のカスタマーを次のアクションに誘導することが可能になります。

視聴で終わらず、購入やお問合せにまで至ってもらえる動画コンテンツを制作するために、インタラクティブ動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
OPTIOマーケティングチーム

OPTIOの活用事例やBtoBマーケティング、インタラクティブコンテンツに関連する記事をまとめています。

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